大阪知事、市長選はおおさか維新の勝利だったようですね…

11月22日は大阪府知事大阪市長のW選挙でした。
大阪府知事は現職の松井一郎氏、市長は橋下徹市長の後継、吉村洋文氏と、おおさか維新の会所属の候補が当選しました。

大阪都構想の是非をめぐる住民投票の否決もあったので、苦戦するんじゃないかとの予想もありましたが、大阪ではまだまだ橋下維新の支持は磐石なのだなぁという印象です。
橋下徹市長も、このまま引退するのか…まぁ国政に打って出るような気がします(笑)
「完全引退と言ったじゃないか!」とお怒りや呆れた(自分もそう(笑))方もいるでしょうが、判断するのは大阪の選挙民ですね。
個人的には橋下徹氏は嫌いですし縁もゆかりもない大阪について、興味は無かったのですが、「都構想で日本が終わる!」という話がネットで出てきたのでちょっと調べてみたら、都構想じたいは二重行政の解消という面から見ればパレート効率化の手段としては充分肯定できるかな…と思います。
これは次回のエントリーで取り上げてみます。

維新の会の勝因…というよりもその他の野党の敗因は、住民投票の結果を受けて、何もやらなかった事なんだろうなぁ。
二重行政は都構想が無くても解消できる…というのが反対派の住民投票での主張だったんですが、進めていないし、むしろ妨げているという印象があります。
また都構想反対派の論客が都市工学が専門の藤井聡京大教授なので、行政上の利権が絡んでるように見えてしまい、反対しているインセンティブが明らかなんですよね。
しかも…

f:id:kogamiyataroh:20151127105936j:imageなんて画像がTwitterのTLに流れてきました…
この人、日本共産党の機関誌『しんぶん赤旗』に都構想反対の記事を寄稿してしまったようなんです…
安倍内閣の官房参与ですよね、この人…

まぁ…それはさておき、自民党って反共産主義が結成当初からの方向性であったはずですよね。
激しいイデオロギー対立の時代は、過去のものになったとはいえ、自民党及びその支持勢力にとっては、相容れない相手と組んでしまったのは大きい失敗でしょう。
自民党支持者の票が、二人のおおさか維新の会の候補に流れたというマスコミの分析は間違いないと思います。

原則守る事、コンセンサスを得る事の大切さですね。